第31話「奇襲作戦」
第31話 概要
国境では戦いは続いており戦況は苦しくなる拓跋濬(高陽王)
李未央は宋の兵糧を燃やす作戦に成功します
そこで相手を責めるための拓跋濬(高陽王)と拓跋余(南安王)は計画を立てますが・・・
第31話の出来事
- 戦況は悪くなるばかりで打つ手がなくなる拓跋濬(高陽王)を李未央は敵方の兵糧を燃やして助けます
- 拓跋余(南安王)は李未央の聡明さを目の当たりにしてますます李未央が欲しくなります
- 拓跋濬(高陽王)は最初から一緒に戦う気はなく、拓跋濬(高陽王)を殺してしまう考えでした
- 戦に出てすぐ拓跋濬(高陽王)は矢に倒れてしまいます
- その間に拓跋余(南安王)は敵を責めて手柄を立ててしまいました
- しかも重傷を負って都に帰る拓跋濬(高陽王)の帰路ルートを叱雲南に知らせます
- 襲われた時に李未央は拓跋濬(高陽王)と二人で逃げ延び、そこへ李敏徳がやってきて助かりました
- 李未央は李家に戻り、祖母や母から歓迎を受ける
- 今回の事で李未央の良い噂はさらに広まります
- 国境で戦った拓跋濬(高陽王)に対して皇帝は褒めたたえ罰を取り下げました
☆拓跋余(南安王)の想い
多分、李未央のことすっかり好きになってしまってますね
閉所恐怖症、暗所恐怖症の拓跋余(南安王)は、症状に苦しんだときに李未央が傍にいてくれたことで落ち着きを取り戻したことを思い出します
一度は拓跋濬(高陽王)と一緒に帰ってしまった李未央も襲わせますが、部下に絶対に李未央を死なせるなと命令します
お陰で追手もやってこず、拓跋濬(高陽王)と李未央は叱雲南に襲われずに済みました
こういう冷酷なんだけどチラッと出てくる優しさにやられますよね
☆面白くない李常茹
李未央が李家に戻ってきて表向きは喜んでいます
拓跋余(南安王)と自分がうまくいっていれば恐らく本当に喜んでくれたんだろうと思います
でも、今回は拓跋余(南安王)が都に戻って来ず、李未央を国境まで送ったりしているのをひどく気にしています
しかも都に戻って来たのに自分に対して言付けも文もないというありさま
焦った李常茹は拓跋余(南安王)に手紙を送る事にしました
第31話の感想
今回は拓跋濬(高陽王)よりも拓跋余(南安王)の方が見せ場が多かった気がします
もうちょっとカッコ良かったらなあ←何度言うんだ
あんなに冷酷非道な感じなのに暗所恐怖症っていう所もポイント高いわ
李常茹から貰った帯は速攻で捨ててたけど、李未央から貰ったお守りは一度は投げ捨てるけど再び拾ってましたね
これは拓跋濬(高陽王)にもお守りを贈っていたのが気に入らなかったのかなって思います
その後、拾って「このお守りは拓跋濬(高陽王)に効くのかな?」みたいなセリフも良かった
太子妃が何でもかんでも李未央のせいにしてるのちょっと腹立ちます
何も知らないし、憎む相手を大幅に間違ってるのも滑稽です
第32話「敵か味方か」
第32話 概要
瀕死の状態で運ばれた拓跋濬(高陽王)は目を覚まさず危機的状況にあります
李未央がやってきて献身的かつ的確な介護で何とか持ち越しました
これには太子妃も大喜びです
第32話の出来事
- 長楽と李未央は拓跋濬(高陽王)の見舞いにやってきます
- 長楽には良い顔をしますが、太子妃は李未央を追い返そうとします
- 見舞いに来た皇帝は兵糧を焼いた李未央の策を褒めたたえ、見舞いの許可を出します
- 拓跋濬(高陽王)の容体が悪くなって李未央は独自のマッサージを施して状態を良くしました
- 医者も驚き、拓跋濬(高陽王)の看護は李未央に任せた方が良いと太鼓判を押します
- 太子妃は不本意ながらも息子の体が心配なので渋々承知します
- 李未央が邪魔な長楽は食事に毒を混ぜ李未央を高熱に追い込みます
- 倒れながらも拓跋濬(高陽王)の介護をする李未央のお陰で目を覚ましました
- 李未央に毒を盛ったのはもちろん長楽で、太子妃は偶然長楽の話を聞き、その事実を知る事になります
- 李常茹は拓跋余(南安王)に会いに来て自分がプレゼントした帯が捨てられているのを目撃します
- ショックを受ける李常茹は拓跋余(南安王)が李未央にだけ親切な事に激しく嫉妬する
- 李常茹は拓跋余(南安王)に自ら手紙を届けに来て屋敷でわざと倒れます
- 部屋を借りて偶然にも叱雲南の刺客たちが奏状を取り返しに来て、騒動になった隙に忍び込んで隠し扉にある奏状を盗みました
- そこに書かれていたのは叱雲南の悪行数々でこれを利用しようと企みます
☆李未央の看護
李未央の献身的な(単に手のひらマッサージしてただけですが)看護のお陰で目を覚ました拓跋濬(高陽王)
李未央が息子の傍にいることを拒んでいた太子妃も大喜びです
拓跋濬(高陽王)の世話が出来ないように李未央に毒を盛った李長楽
しかし毒の効き目が悪いのか、李未央を手当てした医者の腕前が良かったのか、李未央は倒れそうになりながらも看護を続けました
もし李未央が倒れていたら拓跋濬(高陽王)は死んでいたかもしれません
長楽と侍女の会話を聞いた太子妃は驚きます
今まで長楽は心優しく、息子に一途な純粋な女性を思っていたから当然の驚きです
今後は李未央が息子に会いに来るのも許すみたいでした
☆奏状が李常茹の手に
拓跋余(南安王)が切り札的に大事にしていた奏状が李常茹の手に渡りました
わざと屋敷で倒れた李常茹は、人を雇い屋敷に火をつけてその隙に盗むつもりでしたが、偶然にも刺客がやってきたのでした
刺客は叱雲南の手先です
その事も李常茹は勘づきました
見た目は大人しそうなお嬢さんなのに勘の鋭いところや、人を陥れようとするところが男っぽい
今後は李常茹がこの奏状をどのように利用するか楽しみです
第32話の感想
李長楽が結構マヌケで笑える
この人って結構天然?いつもしょーもない失敗してる気がする
脳みそだけで言えば李常茹の方が賢そう
李常茹は自分の帯が捨てられるのに、李未央の作ったお守りは持っている拓跋余(南安王)に失望します
そして完全に逆恨みなのですが、李未央を憎むようになります
あ~こうなっちゃったかあ
李常茹は結構好きだったのにな
多分、拓跋余(南安王)が李未央に全く関心を示さず、李未央と拓跋濬(高陽王)がさっさと結婚でもしてしまえば、憎むことなく良き妹でいてくれたような気もします
今回良かったのは太子妃の李未央への憎しみが和らいだ事ですね
この点だけはおバカな李長楽に感謝しなくては
第33話「奏状の行方」
第33話 概要
拓跋余(南安王)と拓跋濬(高陽王)は今回の事で皇帝から褒めたたえられ、面白くない拓跋翰(東平王)
李常茹は手に入れた奏状で李未央を陥れようと考えます
李敏徳は柔然へ帰る事を決意し、拓跋迪に自分の気持ちを伝えます
第33話の出来事
- 拓跋余(南安王)は宋を撃退、拓跋濬(高陽王)も傷が回復し、皇帝はご機嫌です
- 拓跋翰(東平王)は手柄も立てられずイライラしています
- 李未央に毒を盛った事を知られた李長楽は太子妃からの信頼を失いました
- 李長楽は拓跋濬(高陽王)を振り向かせることが出来なく不甲斐ない自分に落ち込みます
- そこへ李常茹が魔の手を差し出しました
- 李未央を一緒に陥れましょう、そのために手を組もうと言い出します
- 李常茹は幼いころから李長楽のせいで苦い思いをしてきたので、長楽は何か魂胆があるのではと疑いますが、最終的にはこの提案に乗っかります
- しかし李常茹の心の中は、李未央も李長楽もどちらも許してませんでした
- 李常茹は奏状が欲しければ一人でここに来いと地図を送ります
- 君桃は危険だと止めますが、拓跋濬(高陽王)に手紙を書いて李未央は一人で出かけます
☆太子妃がとうとう李未央を認める
李長楽の本性を知った太子妃
李未央を認めるがやはり息子には身分の高い女性を結婚して李未央は側室にと考えます。
しかし拓跋濬(高陽王)は権力争いから遠ざかり都を離れ、李未央と母と3人で心穏やかに暮らしたいと願い出ます
太子妃はそれも悪くないと考え始めます
いつ殺されるかも分からない暮らしに疲れたのかもしれませんね
李未央を自分なりにテストして心の綺麗な女性と分かると、二人の結婚を認めました
☆李敏徳の気持ち
李敏徳は柔然に帰る決意をしているからと、皇帝からの褒美も辞退しました
拓跋迪は李敏徳が李未央を思っている事に激しく嫉妬します
李敏徳は前は李未央に特別な感情を抱いていたが、今は拓跋濬(高陽王)とくっついて幸せになって良かったと心から思っていると言います
そして拓跋迪に関しては自分は柔然に帰る身なので今以上の感情になってはいけない、大切な友人でいたいと願い出ました
来世は一緒になりましょうと約束し合います
ただ、李未央にもうそのような感情はないは嘘だと思いました
第33話の感想
太子妃がとうとう李未央を認めました
元々は息子第一主義の人だから息子が幸せならそれでいいって考えだったんですね
叱雲柔みたいなタイプの人かと思ったけど違って良かった
拓跋余(南安王)がどんどん力を発揮していき焦る拓跋翰(東平王)です
今後はほぼ活躍の場はないでしょうね、確か能力も低いって設定です
拓跋余(南安王)は今まで寡黙で目立たなかったのにと皇帝も驚きです
もう拓跋翰(東平王)は諦めて隠居、拓跋余(南安王)は李常茹と結婚して太子になり、拓跋濬(高陽王)は李未央と結婚して母親と3人田舎で幸せに暮らすでいいんじゃないでしょうか
そして拓跋迪は皇女の座を捨てて李敏徳と柔然に行く
君桃は拓跋濬(高陽王)の家臣の承得と結婚して李未央たちの近所で暮らす
こうすれば李長楽以外は全員幸せになれるぞ